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活用術GO=EN

株式会社クリーンキーパー



代表取締役 野見山 裕さん

被災時の情報提供に感謝

 

 川越市下小坂に事務所を構える株式会社クリーンキーパー。社長の野見山裕さんは、2019年10月の台風19号の浸水被害で事務所が水没、途方に暮れた。そのとき、当所職員の蓮見宏が地域を巡回して対応した。この対応をきっかけに当所を活用。「今後とも必要な情報を届けてもらえればありがたい」と期待を寄せる。

代表取締役の野見山裕さん(真ん中)、専務の大本永吉さん(右)となじみの職員 蓮見
※撮影のため、マスクを外しています

 同社は、関東一円をエリアに、社会問題化しているゴミ屋敷や孤独死した方などの部屋の片づけ・遺品整理を行っている。事件現場などの特殊清掃、消毒・除菌なども含む専門性が高い業務内容だ。遺品整理士と遺品供養士の資格を持つ野見山社長が2015年に同社を創業。今はスタッフの大本永吉専務(57)とともに各地を飛び回っている。


 3年前、台風の影響で近くを流れる越辺川の堤防が決壊。川の水が周辺と同社事務所内に流れ込み、データを収めているパソコンや書類などが泥水にまみれてしまった。


 当所では当時、被害状況を把握するため、水没地域の各事業所を巡回した。同社も訪れ、野見山社長から話を聞いた。国や県、川越市からの水没被害への各種補助制度が活用できないかと探った。


 野見山社長は「補助金を受けるには、被害状況を正確に把握しなければなりません。うちは製造業と違い、サービス業なので目に見える生産設備への被害はありません。状況を確認しようにも、その書類やデータが被害に遭ったのですから、本当に困りました」と振り返る。大本永吉専務も「補助金の申請には、普段はなじみのない書類が必要でした」と話す。


 当所は、制度の説明や活用方法、それに必要なデータ・書類作成などのサポートをした。野見山社長は「(補助金申請のための書類を)すべてそろえるまでに数カ月は掛かりましたが、蓮見さんのサポートもあり、本当に助かりました」と言う。


 野見山社長は「川越商工会議所にはこれからも、今回の災害対応や経済情勢など、さまざまな局面で、必要な情報を適切に届けてほしい」と期待を寄せている。

なじみの職員
蓮見 から メッセージ

野見山社長には水害以降、さまざまな面でご協力いただいています。先日は生命共済に加入いただき、社員の福利厚生にご利用いただいています。新型コロナ感染症除染作業などについてもアドバイスをいただくなど、こちらも感謝ばかりです。

株式会社 クリーンキーパー


住所:川越市下小坂978-3

TEL:049(236)3330

FAX:049(236)3288

E-mail:search@cleankeeper.co.jp

URL:https://cleankeeper.co.jp/ihin-seiri/index.html

事業内容:遺品整理、家財整理、特殊清掃、感染症除染、衛生害虫駆除、消臭・除菌作業