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株式会社 山久



代表取締役社長 髙山 有美子さん

経営革新計画でビジョン明確化

 川越卸団地に本社を構える手芸材料・用品の卸小売業、株式会社山久。九代目の髙山有美子社長はITの技術を活用し、売上の拡充を図る。当所の支援で補助金を活用し関連の設備投資を実行、今年は経営革新計画を策定、手芸のファンづくりという経営の方向性も明確になった。

代表取締役社長の髙山有美子さん(左)となじみの職員 中村隆
※撮影のため、マスクを外しています

 山久は寛政5(1793)年創業の老 舗。毛糸、糸など手芸材料、用品、シルクフラワー(造花)を扱い、関東一円の小売店に卸すほか、川越市内に小売部を持ち、またネット販売も手がける。

 髙山社長は工学系の大学院を卒業、都内のITコンサル企業に4年半勤務した。7年前、先代の和明社 長の体調不良に伴い同社に入社し、実質的に経営のかじを取り、平成30(2018)年社長に就任した。

 経営を任されてから、商品・文書管理、人事・給与管 理など社内の業務を整理し、ITを活用しながら効率化を進めた。また、ECでの販売強化を行い売上を拡大した。

 改革を進める中で、設備投資導入のサポートをしたのが、当所経営指導員の中村だ。先代社長時代から同社とつながりがあり、同社の小売部が当所の隣にあることから新社長に助言した。最初、平成30(2018)年に在庫管理システムを導入する際、小規模事業者持続化補助金を申請し採択を受け、先代の死去に伴う事業承継を経 て、令 和2(2020)年には再度持続化補助金を申請し採択を受けた。

 補助金申請にはしっかりした事業計画の作成が必要だ。その経験が今年になってからの経営革新計画策定にステップアップした。髙山社長は「会社の今後の取り組みのアイデアを、社外の専門家という新しい視点を交えて作成したいと考えました」と話す。中村の助力を受け、7月に計画は承認された。

 髙山社長が改革に着手して2年目から会社は順調に成長し続けているが業界全体は縮小傾向にある。同社が計画に盛り込んだビジョンは「手芸のファンを増やすこと、そのため手芸が面白いと思ってもらえるしくみをつくっていくこと」。具体的には、コンテンツ発信を軸にした、リアル店舗とECでのお客さまとの交流などITの活用が社長の念頭にあるようだ。

 髙山社長は、経営支援を受けるだけでなく、当所の事 業に積極的に参加している。特にRD21委員会は、DXという社長の関心分野がテーマであり、「持ち帰る話も多く、相乗効果で切磋琢磨できます」と言う。当所について「頼りになる地域のパートナーです」と話してくれた。

なじみの職員
中村 隆 から メッセージ

髙山社長は若くバイタリティーのある方で、これからの川越を背負って立つ逸材です。当所のRD21 委員会で、IT活用の取り組み研究をしていただいております。手芸は趣味の世界と思われがちですが、今も根強い人気があります。「手芸用品なら山久」といわれる認知度になっていただきたい。当所としても全面的に支援したいと思います。

株式会社 山久


(本 社)住所:川越市問屋町3-9
TEL:049(224)5444


(小売部)住所:川越市仲町1-9
TEL:049(222)2082

URL:https://yama9.com/(ECサイト)
従業員数:30人(パート含む)


事業内容:手芸材料・用品・シルクフ
ラワーの卸・小売